前腕の痛み（テニスで痛めました）

Siささん62歳女性。趣味がゴルフとテニス。一ヶ月前より徐々にテニスをした後右の前腕に痛みを感じサポーターをしながらテニスを続けていましたが生活の中でもいろいろ痛みのためにできないことが増えてきて自然には治らないと感じて来院されました。生活の中では手を伸ばして物を取ることができない、ジャムのふたが痛くて開けれないなどなど。痛みの確認：1㎏の鉄の塊を右手で持ち上げてもらうと前腕前面に引っ張る痛みと全体に広がる痛みが確認できました。筋膜療法の分類に当てはめると2種類の筋膜損傷を施術しなければならないことがわかります。しかし気になるのは痛みが痛みを押してテニスを続けていたこと、長い時間サポーターをしていたことです。治癒までの期間に少し時間がかかりそうなのでテニスを休むことを了解していただき施術開始。

一回目の施術が終わるころには1キロの鉄を持っても痛みが出ないことを確認して終了。

2回目の問診時あまり痛みが変わっていないとの答え。これは想定済みです。2回目の施術が終わるころには瓶の蓋が開けれるようになっていました。3回目の治療：問診時に生活の中での痛みが無いとの返事をいただきました。

後は、テニスを痛みなくプレイできるようにするだけです。治療は初めに確認した2つの損傷です。施術が終わった後テニスのラケットと同じくらいの重さの物を持っていただき素振り。痛みは出ないとのこと。テニスを再開して痛みが出たら再治療。本日テニスをしても痛みが出ないとの電話があり終了。

今回のポイントは痛みを我慢してテニスを続けたことと、サポーターを長くつけていたことです。筋膜損傷を起こした場合にこの2点は治癒にマイナスになったことは間違いないと思います。