膝裏痛の原因と施術法

ＹＮさん56歳男性。ジムで重い重量でスクワットをしてから両膝が痛く完全に曲げれなくなったそうです。

　テスト：立ったまま足首を持ってもらい踵がお尻に着くか、もしくはお尻から何センチ離れているかを測ります。

①お尻から踵までの距離　右：15センチ、左：12センチでした。②しゃがんでもらいます：途中から膝裏が痛く曲げれませんでした。③正座の形に座ってもらいどこが痛いのかとここでもお尻から踵までの距離を確認します：これも途中から痛く両方の距離はお尻から踵まで15㎝ほど離れていました。

　施術：筋膜損傷の分類から膝裏の靭帯損傷が見つかりました。先ずは右足の膝裏内側の靭帯を施術。次に外側の靭帯を施術しました。同じ手順で左足も施術をし、再び計測。

右踵からお尻までの距離5センチ、左も5センチまで。狭まりました。しゃがむのも楽になったそうです。

正座もあと少しで踵がお尻につきそうなほどまで改善しました。

再度施術：両膝裏の靭帯を内側、外側ともに施術。計測：立位での計測は両膝ともに2～3センチになり、痛みなくしゃがめました。しかし、正座は完全に曲げようとするとまだ膝裏に痛みが出るそうです。

1っ回目施術はここまで。一週間後にまた施術をすることの必要性を説明し終了。

　膝の前の痛みは一般的ですが膝の後ろにも痛みが出ます。恐らく筋膜損傷の知識がないと見つけることができない症状だと思います。もしこのように膝裏が痛い時はぜひ一度ご来院ください。

ＹＮさんご来院ありがとうございました。