繊維損傷と筋膜療法の効果

ＳＮさん50歳女性。老人ホームでお仕事をされているそうです。数か月前より施設で掃除の時に、ほーきや細いものを力を入れて持とうとすると右手人差し指に痛みが走り強く握れない。

テスト：グーを作っていただきます。人差し指が完全には曲がらないし、指全体が痛い。

施術：筋膜損傷の分類に照らし合わせると3つの損傷が見つかりました。。

1つ目：繊維がもつれています。人差し指の掌側、背側を丁寧に施術をすると少し曲がるようになりました。

2つ目：関節が圧迫とけん引の力がかかり、そのためにうまく曲がりません。先ずは圧迫で壊れた関節を施術。次にけん引で壊れた関節を施術しました。するとほぼ左手と同じよう曲がりました。

3つ目：くっついている繊維。長い間の痛みで指の繊維がくっついてしまっています。数回丁寧に行うと痛みなく左の人差し指と同じように曲げれるようになりました。

一見簡単に痛みが取れたように見えますが、何が壊れているのかが分からないと痛みは取れません。このような痛みをお持ちの方はぜひ一度筋膜療法を試してみてください。

ＳＮさんご来院ありがとうございました。